家族葬でも意外と頼りになる行政書士について

社会のなかで暮らしていると、行政に対して申請書類を提出したり、公的な手続きを行ったりする必要が出てきます。官公庁の手続きは複雑でなおかつ種類も多く、個人で行うには大変な時間と労力がかかります。行政書士とは官公庁に提出する公的文書の作成や申請業務を代行する職種で、同時に手続きをよりスムーズに行うためのアドバイスも行っています。行政書士は国によって認められた資格であり、民間の法律事務所や個人事務所などに所属しています。

家族葬においてトラブルが起きやすいのは、遺産相続や遺言書作成のプロセスだと言われています。これらのプロセスは結局、誰にどの割合で財産を残すかということを取り決めるためのものですので、家族それぞれの考えがすれ違い、思わぬ亀裂が生じてしまうのです。行政書士に遺言書の作成を委託することにより、遺言書を公正証書の形で残すことができます。公正証書とは国が法的根拠を認めた文書のことで、役所や裁判所など、どの公的機関に提出しても法的文書として通用させることができます。遺言書を公正証書の形で遺すことの最大のメリットは、強制力をもたせられるということです。公正証書は国によって法的効力が認められた文書ですので、たとえば遺産相続の段階で財産の割合に不平不満が出たとしても、その遺言書がきちんとしたプロセスによってつくられた公的文書であるかぎり、書かれている内容をほぼ無条件で執行することができるのです。

公正証書遺言の準備は個人でも作成できますが、初心者のうちは行政書士などのプロフェッショナルに依頼したほうが良いでしょう。行政書士と連携することによって、公正証書だけでなく、遺産相続や財産分与についてのアドバイスを受けることができるという大きなメリットがあります。公正証書の作成が許されている職種としては、行政書士、司法書士、弁護士、公証人などが挙げられます。まずは一度、家族葬について相談してみると良いでしょう。